Fuko's Blog

日々のことや旅のこと

【キルギス旅行記】~ビシュケク→チョルポン=アタへ~

一日の始まり

今日は8時に起床し、ゆっくりと準備をしていた。

椅子に座って作業しながら、アイダナが起きてくるのを待っていたが、この日はなかなか起きてこない。9時になっても10時が近くなってもピクリとも音がしない。

今日向かう予定のチョルポン=アタまでは、ビシュケクからマルシュで4~5時間かかるので、なるべく早く出発したかった。

アイダナ~~起きて~~と思いながら、昨日買った桃の残りとパンを食べた。

こんなゆっくりの時間もいいかもしれない。

 

チェックアウトの10時になって、アイダナ起床。

眠そうな目をしながら、good morning~と挨拶をしてくれた。

今日、イシク=クル湖近くのチョルポン=アタに向かうことを伝えると、アイダナは丁寧にバスターミナルの場所と、いくらかかるか教えてくれた。

ちなみにNomads homeから近いバス停から、113か35のバスに乗ると西バスターミナルへ着くらしい。113番のバスは8ソム、35番のバスは10ソムとのこと。

バスに乗る際に「アフタバグザル」と伝えると、西バスターミナルで下ろしてくれる。

 

アイダナが教えてくれた通りに、バスを待った。

35番のバスが来たので、それに乗ることにする。運転手のおじさんに「アフタバグザル?アフタバグザル?」と聞くと「アフタバグザル!」と答えてくれたので、たぶん大丈夫。

Googleマップを見ながら、いつ降りようかいつ降りようかとそわそわしていた。

近くになったとき、おじさんが「アフタバグザル!」と声を掛けてくれた。優しい。

おじさんに20ソムを手渡して下車した。(本当は乗車のときに手渡すのだが、乗って乗ってと言われて渡しそびれてしまった)

 

西バスターミナルに降り立つとすぐに、威勢のいいおっちゃんが「イシククル!イシククル!」と話しかけてきた。

タクシーのキャッチかなと思ったけれど、「チョルポン=アタ?」と聞くとすごく頷いて、大きな声で仲間に話しかけながら案内してくれた。

着いて行ってみようとついていくと、マルシュ(乗り合いバス)に案内された。お、良かった~と思って、そのままバックパックをトランクに預けた。

「前の席二つに座って」とジェスチャ―があったので、二人で座った。

マルシュは人数がそろわないと出発しないので、なんやかんや出発したのはお昼頃だった。

 

マルシュから見える感動の山々

ビシュケクを出発し、チョルポン=アタへ向かうバス。

タクシーに乗った時にもうすうす感じていたけど、マルシュのおっちゃんもものすごいスピードで街を移動する。130キロくらいは出ている。

さらに窓は全部オープンなので、ビュオービューと風の音しか聞こえない。涼しい。

ビシュケク市街を抜けると、遠くに山々が見えてきた。これからあの山々に向かっていくのか。

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警察のスピード違反チェックがかなりちょくちょくあり、警察が道端にいるのを見つけると、おっちゃんはすぐにスピードを緩め、通り過ぎるとまたスピードを上げた。

 

山々は緑ではなく、岩と砂でできているようだった。

ピンク色や赤茶、鼠色や緑に見える部分もあり、それらが混ざり合ったり、パキッと分かれていてとても美しい地層だった。

その自然が作った雄大キルギスの大地に、風に目を瞬かせながら感動していた。

 

すれ違う車の中には、荷台に馬が乗せられていたり、牛や羊、番犬も端っこにちょこんといたりもした。一頭だけだったり、乗り合いバスのようにぎゅうぎゅうに詰め込まれた車もあった。キルギスでは馬が有名なのでこの光景も頷けた。

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キルギスの山々はどんどんその顔を変えるので、ずっと見ていても飽きなかった。

遠かった山がどんどんと近づき、ついに山の中に入っていった。両脇に岩と砂でできた傾斜があり、その間を一本の道路が曲がりながら走っている。ほかに逸れる道はなく、一本の道である。

ドバイからキルギスに向かう飛行機の中からも見えたが、広大な面積の中を線を引いたように道ができている。

 

初サモサ!サクサク生地が美味しい。

1時間30分したころに休憩が入った。

道の途中に出てくる、トイレと軽食が食べれるご飯屋さんがあるところ。

トイレは1人10ソムで入ることができた。風は涼しく、トイレの手洗い場の水はかなり冷たかった。雪解け水だろうか。

ここでは40ソムでパンを買った。パイ生地で出来ているもので、中にお肉と玉ねぎが炒めて入っている。味はシチューみたいな感じで、とても美味しかった。これは気に入った。

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イシク=クル湖

山を抜けると少し開けてきた。

山にキルギスの国旗が描かれていたり、キルギスという文字があったり、おもしろかった。

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チョルポン=アタに向かうほど、辺りは平地になり、緑が増えてきた。

こちらの木は縦に長いものが多く、その他は穀物なのか畑のような感じで一面に麦のようなトウモロコシのようなものが栽培されている。

 

緑の向こう側に、水色の輝きが見えてきた。イシク=クル湖だ。

奥の方は濃い青で、水平線が見えるので海のようにも見える。

 

チョルポン=アタに到着

宿の近く、チョルポン=アタ市街で下ろしてもらった。

前歯が全部金のおっちゃんだったけど、とても優しくて、「ラフマット!」というと温かいにっこりした笑顔で「ラフマット!」と返してくれた。

 

さて、宿へはここから30分ほど歩く。

市街を散策しながら一本道をひたすら歩いた。

気温はちょうどよく、ビシュケクより涼しい。標高は1300メートルだが、まだ空気の薄さなどは感じられない。イシククル湖に入るには、もう少し日差しのある昼間出ないと勇気が出ないかもしれない。

 

宿らしきところは小さな森かと思うほど緑豊かだった。

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入口がなかなか分からずウロチョロして、門の前で困っていたら、お姉さんがやってきた。

ここの人らしく、英語が少し話せた。

そのまま中を案内してくれた。

この宿も、Nomads homeと同じくらいステキな景観だった。

まるで童話の中の世界のよう。小さな個室のハウスが並び、至る所に花が咲いていた。白やピンクや濃いピンク。

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少年たちが遊んでいたり、おばあちゃんたちが小屋の中で談笑していた。

私たちの部屋はまだ掃除中で、5分だけ待って、と言われた。

内装もステキで、ベッドが二つ、シャワーにトイレ付。壁紙やカーテンも緑や花で統一されたとても素敵な内装だった。

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夕食と驚きの出会い

荷物を置いた私たちは、夜ご飯を食べに、マルシュを降りた場所までてくてくと歩いた。

道中、そこらじゅうで鶏が放し飼いになっていて、自由に傾斜で何かを突っついていた。特に雛がお母さんから離れたがらず、お母さんが移動すると全員ピヨピヨと言いながら後をくっついて歩く様子が可愛かった。

 

チョルポン=アタのセントラルへ到着する。

いい匂いがして、賑わっているお店に入った。

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席が全部埋まっていて、どうしようか、とメニュー片手に悩んでいたら、声を掛けられた。

なんと、ドバイの空港で、「キルギス行きはこっちですよ」と声を掛けてくれた男の人だった。

あれ~~!!すごい偶然!と思っていると、同じテーブルの人はみんな日本語が話せるよう。一緒に食べようと誘ってくれて、お誘いに乗ることにした。

現在キルギスで働いている女性とその娘さん、ドバイの空港で出会った男の人は甥っ子さんとのこと。もう一人、女性の下でインターシップをやっているアメリカの男の人。

旅先での出会いはすごいなあ。

キルギスに来て、東京や埼玉の話をしたり、お互いの話をできる人と出会えるなんて。

とても楽しい時間で、笑い声が店に明るく響いていた。

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これはスープタイプのラグマン。

ニンニクが丸ごと入っていたり、結構スパイシーな味付けだが、それが食欲をそそる。こちらの肉は羊だろうか…。かなり噛み応えがあり、肉!という感じがして美味しい。

日本ではなかなか食べれない。

 

談笑していると、後ろ側に座っているキルギス人の男性たちが片言の英語で話しかけてくれた。

ビールを飲んでいて陽気に出来上がっていたのもあるけれど、私たちが日本人だとわかると、たくさん日本のことを質問してくれた。「日本語勉強したいと思っているんだけど簡単?」とか。

そして、「キルギスで何かあったら俺に電話しなよ」と電話番号を教えてくれた。

みんなの自己紹介をし、私たちの名前もすべて聞いて覚えてくれた。(私の名前は発音が難しいのか、忘れちゃったと言われたけれど)

そんなこんなで楽しく話しているとあっという間に19時30分を過ぎていた。

みんなと最後にはインスタを交換し、私たちは宿へ向かった。

こんな出会いもあるなんて、やっぱり旅はいいなぁ……

 

一日の終わり

帰り際に小さなお店で水とポテチを買う。

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青年たちに話しかけられ、両替できない?と500ソム見せられた。残念ながら私たちも大きなソムしか持っていないので、無理だ~とジェスチャーで答えた。

キルギスの人たちは旅人でも親しく話しかけてくれて、受け入れられている感じがしてとても嬉しい。

 

宿に帰ってシャワーを浴びて、洗濯をした。

洗濯は毎回手もみ洗い。水洗い。

乾かす場所はその時々。

今回は部屋の前の階段の手すりにかけた。

 

部屋に大きな蜘蛛が出て、大騒ぎしながら寝る。

今日も最高な一日だった。

【キルギス旅行記】~ビシュケク探索~

ビシュケク滞在二日目

この日は朝からビシュケク市内を観光した。

 

朝ご飯を求めて歩いたが、なかなか空いているお店がなかったので、行き慣れてきたスーパーでパンと水、バナナを買う。

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フルーツや野菜は量り売りになっていた。やり方が分からなかったのでスーパーのお姉さんに身振りで伝えた。

親切なお姉さんはバーコードを貼って渡してくれた。

レジへ行こうとすると、英語で、どこ出身?と聞いてきた。

「日本だよ」

「そうなんだ。どのくらいいるの?」

「一ヶ月と半分だよ」

「わーお!」

「お姉さんはどこ出身?」

「私はキルギスだよ」

「そうなんだね。おすすめの場所はある?キルギスで」

「うーん、南の方とかかな」

なんて世間話をして少し仲良くなれた。

英語がなかなか通じないとブログでは読んでいたけど、お店の人や街中のおばちゃんも英語を話すことができる人は多いように思えた。

なのでキルギス語が全然分からなくても、結構何とかなっている。

 

朝ご飯を手に入れて、昨日歩いていた時にきれいだなぁと思った公園でご飯を食べることにした。

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昨日一日過ごして思ったけど、治安はとても良さそう。

暗くなるとさすがにまだ怖いので出歩いていないけど、昼間は大丈夫そう。

なのでカバンにも鍵はつけているけど、前に抱えるのではなく後ろに背負って歩くことにした。(町の観光客でも抱えている人はいないので、逆に目立ちそうだった)

 

Nomads home のノートを見ていると、むしろ警察が危ないらしい!

バザールとかで集団で警察にパスポートチェックされ、パスポートを返す代わりにお金を請求されたりという体験談が何個か書かれていた。

ちなみに、パスポートは見せても、それに対してお金は全く払わなくてよいので、断固拒否の姿勢でいいらしい。

それだけ気を付けて街を歩いた。

 

公園はカップルや親子、様々な人が椅子に座ったり歩いたり、芝生で寝ていたりした。

最高に気持ちの良い温度と涼しい風でとても過ごしやすかった。

道の真ん中にはバラや他の花が植わっていて、両側にとても高い木が生えていた。

ベンチに座ってゆっくり食べた。

 

中央アジア最大のモスク。「ボルボルドゥク・メチト」

その後、中央アジアで最大のモスク、ボルボルドゥク・メチトへと足を運んだ。

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最大といわれるだけあって、とても大きい!!!モスク自体もそうだし、その周りを囲む敷地も広い。

トルコのイスタンブールの形をコピーして作られたらしい。

水色の屋根に白い塔、肌色の外レンガ、庭園もあり、緑も花もあり敷地面積も広い。

日本から持ってきたヒジャブを頭に巻き(女性は頭に巻くことになっており、肌の露出もできるだけしてはいけない)、長そでを着た。以外に日光を遮ってくれるので快適なのかもしれない。

 

モスクは女人禁制の場所があったり、女性が入る入口が違う場合もあるので、恐る恐る入口へ近づいた。

入り口には迷彩柄パンツの少し怖そうなおっちゃんが座っていた。警備員の人かな?

言葉は通じなかったけど、身振り手振りで連れが話してたら、靴を脱ぐジェスチャーをして、モスクの中を案内してくれた。(モスクの中は靴を脱ぐことになっている)

一階と二階を案内してくれた。

日本でもモスクは訪れたことがあったけれど、ここは規模が段違いだった。

気候もあるのか、居心地がよく、お寺や教会特有の神聖で静かな空気が流れていた。

その細かな模様も美しく、写真を撮ると天井が輝いているように見えるのだった。

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ここはキルギスに来たら、必ず訪れた方が良い場所だと思う!そして、また落ち着いてきたいと思う。

 

帰りがけに写真を撮っていると、撮ってあげようか?とおばちゃんに話しかけられた。

そのままおばちゃんは英語で、このモスクのことを教えてくれたり、どこから来たの?オリンピックなのになんで来たの?と笑っていた。ワクチンの話やマスクの話もした。キルギスではマスクを着けている人はいないので、日本では強制なのか、選択なのか?とかワクチンはどこの国の?とか興味津々だった。

ヒジャブも褒めてくれて、こうしたらいいよ、と教えてくれたけど、あいにくヒジャブを止めるピンを持ち合わせてなかった。

とても優しくて、おしゃべりで、気さくなおばちゃんだった。

キルギスなんて何にもないのに~!でも、好きになったらまた戻ってきてね」

 

 

そのあとは、アラ=トゥー・スクエアという大きな広場に向かった。

ここには彫像があったりと有名なスポットになっている。

その場所に向かっていると、なにやら警察が増えてきた。

なんだろね~何かやっているのかな?なんて話していると、もっと増えてきて本格的に何かやっているらしかった。

交通が制限され、広場へ入るにはマスクを付けなければならなかった。

私たちは中に入らなかったけれど、連れが聞いたところによると、ちょうどオリンピックで勝ったキルギスの選手のセレモニーが行われるとのこと。

なるほど~だからかぁ。と納得し、今回は訪れるのはあきらめた。

 

その後、私の行きたかった植物園に向かおうと調べたが、土日閉業中だった。とほほ。

 

タクシー代は人それぞれ

オシュ・バザールへ向かう。

ここも楽しみにしていたが、警察ぼったくりを読んでいたので少しびくびくして向かった。

行きはタクシーで行くことにした。

一台目は乗車拒否された。海外ではよくあることらしく、そっちの方向に行きたくなかったりしたら拒否されるらしい。面白い。

二台目で乗ることができた。

このおっちゃん、

「買い物をした荷物を置きに行った後にオシュ・バザールに向かうけどいいか?」

と聞かれた。

いいよ!と言って乗ったものの、車はオシュ・バザールと反対方向へぐんぐん進んでいく。

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しかも、かなり運転は荒い。エンジンを付けるのもキーを差すのではなく、ガチャガチャと手動で何かを回してつけていた。

むしろ宿よりも遠くなったところで目的地に着いたらしい。どうやら食材などをお店に届けたようだ。

そこからまたオシュ・バザールへ引き返してくれた。

しかも、二人で150ソム(約180円)。メーターなどもタクシーには付いていないので、完全にその人それぞれの価格を付ける。

おっちゃん、そんなに安くしてくれるのか。

 

 

迷路のようなオシュ・バザール

オシュ・バザールへ着いた。

人も今までの比でないくらい溢れかえっている。土日だからなのか、毎日こうなのか。

門をくぐると、

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取り合えずなんでもある!

所狭しとパラソルが掲げられ、衣服から野菜、果物、靴、ヒジャブ、携帯機器、帽子、パン、生肉!

ここに行けば生活雑貨は何でも手に入るだろう。しかも安く大量に。

心配していた警察も遭遇せず、楽しく見て回ることができた。

バザールはとても広く、一日居ても飽きないくらい様々に入り組んだ迷路のようになっている。本当に、気を抜くと元の場所に戻れなくなってしまうくらい。

 

ここでは、キルギスで有名なまあるい形のパンと桃を一キロ買った。

まあるい形のパンはいろんな模様が描かれていて、味も少しずつ違っていた。

直径は25センチくらいのかなり大きい大きさ。1つ20ソム(約24円)だった。

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桃は1キロで50ソム(約60)。8個入り。

この桃がジューシーで甘くて、お気に入りになった。キルギスはフルーツ大国なので日本では高くて手に入りにくい果物がたくさん売られていてとても嬉しい。桃、葡萄、サクランボ、りんご、ベリー、西瓜、メロン…

大満足。

 

帰り道

オシュ・バザールから朝ご飯を食べた公園までタクシーに乗った。このおんちゃんは二人で200ソムだった。本当に人によって違うもんなんだなぁ~。ただ、運転の荒さは同じだった。

 

公園で桃を剥いて食べた。

パンに塩っけがあったので、何もつけづに食べても美味しかった。

 

突然、散髪をする連れ

スーパーの横の散髪屋で連れが髪を切ることになった。唐突に!

ローカルな感じでお客さんは誰もいなくて、入るのに勇気が必要だったが、だんだんそのスリルにも慣れてきた感じもある。

おばちゃんとも言葉は通じないけど、なんとなくでやり取りができていた。

どんなもんや、と切られていく連れを見ていたが、おばちゃん、すごく腕がよさそう。

最初はすごくばさばさと適当に切っていくので先行き不安だったが、丁寧にバリカンと鋏をつかい、何度も確認していい出来に仕上げてくれた。

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しかも300ソム(約360円)!!!や、安い。そしてクオリティ高い…

すごいぞ、キルギス

 

パン祭りの一日

Nomads homeへ帰り、一息ついた。

インスタの更新などをしていると、アイダナがパン食べる?とパンを二つくれた。

これがすごい美味しい!焼きたてだからもあるし、持ってきてくれたのも嬉しかった。

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揚げパンみたいな感じで、中にはトマトベースの野菜煮込みが入っていた。

めちゃくちゃ美味しいよって伝えたら、すごくかわいらしいスマイルをしてくれた。

 

夜ご飯を食べに、散髪した少し先のおしゃれなお店へ向かう。

注文にも慣れてきて、基本ジェスチャー

お通しであったかい紅茶と三つのサラダみたいなのとパンが出てきた。(またパンだ!!笑)

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私はトマトうどんのようものを頼みたかったが、今日はないと言われたのでお肉の美味しそうなものを選んだ。

この上のお肉、味がしっかりついていておいしい。

お肉の下には、……またパン!!!笑

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細かくちぎったパンが酸味の効いたヨーグルトに浸してあり、お肉の脂っぽさと味の濃さと相性抜群。どんどん食べることができた。

ただ、この日はずっとパンばかりなのでお腹はパンパンになった。

 

宿に帰る途中スーパーでシャンプーと水を買った。

流石に、頭を水だけで洗うのは油が取れずに気持ちが悪かった。

今日はシャワーの水圧は直っていたが、電気が切れてほぼ真っ暗の中でお風呂に入った。

そしてそのまま服を洗って外に干して、作業をした。

 

今日も良い一日になった。

【キルギス旅行記】~続・フライト編&キルギス入国~

ドバイの夜は煌びやかだった。

オレンジ色の大きな道路が輝いており、日本より大きな道路が輝いていた。

その中には血管を流れる血小板のように、小さな車が行きかっていた。

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貧血で倒れる連れ

エミレーツ航空はとても良いサービスだった。料理のおいしさは書いたとおりだし、何かあったらすぐにスタッフが来てくれる。

というのも、着陸1時間ほど前、連れが貧血で唇が痺れ、気失うかも…と弱弱しい声で私を起こしたから。

私はとっさのことに焦って、My friend is sick! Pleas Japanese staff! と中学生英語のような英語でスタッフ話しかけたのだった。(sickよりillが良かったかなぁとか、もっと文章あったなあとか、後から出てくるものね…とほほ)

そんなときにも、日本人スタッフをすぐに呼んでくれて、日本人スタッフも指先に脈拍を図る機械を付けて血糖を下げるために糖分の入ったマンゴージュースと水を持ってきてくれた。

連れはそれらの後、しばらく横になって回復した。良かった。本当に焦った…

飛行機から降りる際も、私たちに気がついてくれて、体調は大丈夫ですか?と声を掛けてくれた。

 

スタッフのすばらしさもさることながら、飛行機の操縦もすんばらしかった。

離陸・着陸の衝撃は今まで乗ったどの飛行機よりも(といってもANAJALしかないけれど)静かで安定感があった。花丸の操縦だったと思う。

 

一つ辛かったことといえば、日本からドバイへは時差が2時間ある。そのため、10時30分に出発して4時30頃到着するのだが実際には約10時間のフライトになった。

3席のうち1席は誰も来なかったことが救いではあるが、それでも私たちは二人とも眠れずに苦労した。

ゴロゴロと体制を変えては眠れず、眼下の景色をずっと見るには眠すぎて、足のやり場も頭のやり場も定まらなかった。

 

 

ドバイ空港到着 

空港で気づいた大きなミス!!

さあお金を下ろそう、と思ったとき、もしや!!!と血の気が引いた。

滞在費分を移動させたキャッシュ口座のカードを、持ってくるのを忘れてしまったのだ!!

なんて、大バカ者!!

ショックでショックでしばらく落ち込んだ…(ドバイからキルギスへ向かう飛行機の中ではもう元気いっぱいだったが)

今回は緊急用日本円一万円と、米ドル一万円分、クレジットカードは持ってきていた。

現地での滞在費として用意していた11万円は、連れから借りることにした。

ドバイ空港のスタバで美味しいチーズパイを食べて落ち着いた。

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ドバイ→キルギス

さて、キルギスへの飛行機に乗るぞ。

トランジットは3時間。

スタバで少しゆっくりしてショックを癒し、ドバイ空港の観光をしたらなんやかんやいい時間。

キルギス行きの搭乗口C43はドバイ空港の中でもさらに奥まった、秘境の地のような場所にあった。

人も少なく閑散としており、少し怖かった。

ビシュケク行きを呼びかける際は、よくある放送ではなく、スタッフが「ビシュケクビシュケク!」とひたすら叫んでいた。これぞ小さい空港だ。飛行機は大丈夫か?とわくわくそわそわしてゲートへ向かった。

しかも!飛行機まではみんなで小さなバスに乗っていくのだった。これも初めての体験!

立っていたら、ふいに目の前に座っていた男性が無言で立った。

あれ、もうつくのかなとも思ったけれど、少したってもなかなか着かない。もしかしてこれは席を譲ってくれたのでは!と思い、そっと座らせていただいた。日本人にとても顔が似ていたのでキルギスの人かな。優しいなぁ。

 

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やっぱり地球は丸く、世界は広かった。

眼下に広がるイランの砂漠地帯

単に茶色といっても、赤茶や薄茶、白っぽかったり濃かったり様々で、それらが地層のように年輪のようになっていた。時には木の根のように見えた。

 

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砂埃が常に舞っているのか、世界はフィルターをかけたように白く、それでも存在感のある広大な砂漠。

中でも迫力のある凹凸のある山々。影の部分と陽に当たる部分がはっきりと分かれており、とても美しかった。

 

そしてその砂漠の中に、線を引いたように道路が一本、また一本と走る。

 

時たま現れる小さな集落。

どんな生活をして、どんな人が暮らしているのだろう。

 

人が住んでいる場所は四角く整頓され、緑や白、茶色が組み合わさり、生地が張り付いているような感じ。

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大自然の山々の後にそういった街が見えると、人が住んでいるんだなぁと改めて感じる。雨は降らないだろうから、水、どうしているんだろう…

 

トルクメニスタンに入った。

国境は山なのだろうか。よくわからない感じ。

 

山々が消え、平坦な大地にパズルのように土地が重なっている。

住宅が密集している地域と、その他は畑なのか、区画に区切られている。

かなり広い範囲このような土地。

山がない代わりに、畑の耕作が盛んそう。

 

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 キルギス入国!

キルギスの空港に着いた!

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一番のドキドキは入国検査のところ。

これも人生初めて。

飛行機の中で入国の書類を貰い、何とか解読しながら英語で記載。

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キルギスに到着後、おばちゃんに日本で発行したコロナの陰性証明をみせると、くいっと手を振られ先に行っていいよと言われた。

その後一人一人パスポートの顔写真と見比べられ、簡単な質疑応答があった。(ちなみに連れは顔写真チェックだけで質疑は何もなかった)

「英語話せる?」

「少し…」

キルギスに来るの初めて?」

「はい」

「学生?」

「いいえ」

「旅行者?」

「はい」

「ok、行っていいよ」

こんな感じ。緊張のあまり、本当にyes,noでしか答えられなかった…ひえ~

ちなみに少し前の人は個室に連れていかれてた…

 

何はともあれ、入国スタンプを押してもらい、キルギスへ入国!

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やった~~~~

もうテンション上がりまくり。

キャッシュカードを忘れたことなんて、もうすっかり忘れていました。我ながらのんきな頭である。

 

お金を下ろすときにまたハッと思い出して、少ししょんぼり。

連れに笑い飛ばしてもらいながら、11,000ソムを下ろした。現在のレートだと、1円1,25円くらいなので、少し物価は安いね。

 

SIM繋がらず…

その後SIMを買って、宿へ行くぞ、と意気込んだところで問題が発生。

連れはスマホSIMロックを外していたのですんなり接続できたのだが、私はSIMロックを外しておらず、モバイルWi-FiにSIMを挿入して使うつもりでいた。

だが、モバイルWi-FiにSIMを挿入してもうんともすんとも接続ができない。

なんてこった!

お店の本当に優しいおばちゃんもずっと手伝ってくれて、お互い片言の英語ながら接続完了を目指して頑張った。

だが、努力も虚しく結局繋がらなかった。

おばちゃんにはSIM2個分のお金を払い、後は自分たちで頑張るよと伝えた。

その後も悪戦苦闘したが、結果は……つながらず。

今回はネットに頼らず行こうと思う。

これもある意味良い結果なのかもしれない。(と前向きにとらえることにした。)

ちなみにビシュケクの空港に到着したのが、13時ちょうど頃、SIMをあきらめるに至ったのは15時頃。2時間も空港にいたのであった。

出だしから楽しいぞ!

 

マルシュルートカ(乗り合いバス)でビシュケク市街地へ

よし、宿へ行こう。と50ソム(空港価格でやや高め。それでも安いけど)の水を買って、バスを探す。

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バス停はすぐにあるが、一体どのバスに乗ればビシュケク市街へ行けるのか……

確か380のバスだったよね、と、先達の旅人たちがブログに残してくれた情報を頼りに、380と書かれたバスに乗車した。

 

乗車の際、全く言葉が通じず。

身振り手振りでなんとか乗ることに成功した。1人50ソム。乗るときにおじちゃんに手渡す。

窓は半分くらい開け放たれており、天井の窓も少し開いていた。そのため非常に風通しが良かった。

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乗客はバス停のマークがあるところにちらほら立っていて、ピックしてもらう。

降りる時は、降りたい場所でおじちゃんに伝えて降ろしてもらっていた。すごい。

乗ってくる人来る人面白く、みんなおじちゃんの助手席にすぐに座って話し始めたりしていた。

次に乗る人も、その助手席の人に代金をわたして、助手席の人がおじちゃんに渡して、おじちゃんは運転しながらお釣りを用意して、助手席の人に渡して……なんて手渡しゲームを繰り広げていた。

その他にも、運転しながら電話して、急に反対車線ぎりぎりのところで停車したかと思うと、向かいに同じように停車していた同じくバスの運転手に何かの書類を手渡していたり。

とにかく、日本の当たり前では考えられない緩さなのかあたりまえがあって、それが面白く、心地よかった。言葉は全く通じないのでそこには不安もあるが、これからが楽しみになった。

なんてったって、道すがら牛や馬や伝統の帽子をかぶったおじいちゃんを見かけたから!

 

宿へ向かう

Googleマップの宿近くのところで降り、いざ向かおう、と思ったが、何と1時間以上歩く距離の場所だった。

ひえ~~と思いつつ、タクシーに乗るのは最終手段にしたいし、まずは歩くことにした。

気温は33度らしいが、日本のようなじめっとした熱さではなく、カラッとサラッとした熱さなのでまだ楽だった。でももちろん汗は滝のように流れた。

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バックパックを背負ってお腹にもカバンを持っている人が珍しいのか、日本人が珍しいのか、道行く人みんながガン見してきて少し気まずかった。

歩いたおかげで、市街の街並みを知ることができた。

大きな広い公園や、路上で売られているフルーツや野菜、標高が高いからか針葉樹が多い事、排気ガスと砂埃がすごくて、鼻の中が真っ黒になりそうなこと。

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えっちらおっちら歩いて、ようやっと宿に到着。

 

Nomads home

迎えてくれたのは優しいお姉さん。

笑顔が可愛く、乾燥したこのまちでどうしてそのお肌を?と思うほどつるつるのお肌のお姉さん。

英語も聞き取りやすく、とても親しみやすかった。

部屋に案内され、バスルームなどを教えてもらった。

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荷物を置いて、一息ついたところで夜ご飯を食べに行くことにした。

なんてったってもう17時頃になっていた。

日はまだまだ高く、何とキルギスでは20時に日の入り、6時に日の出だそう。

 

パンチの効いた飲み物!

道端で変な味の飲み物を売っていると有名なところがある。

それも、少し歩けばそこかしこですぐに売っている。

キルギスの人たちは好んで買って飲むそうだが、旅行者は最後まで飲めない人も多いらしい。

三種類の味があり、カップの大きさも様々。

そりゃあ、ここに来たらもちろん飲むでしょう!

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一番初心者向けのを小さいカップでもらった。12ソム(約15円くらい)

言葉は全く通じないが、身振り手振りそして笑顔!でなんとか注文。

おばちゃんもやさしくて、言ってくれて言いたいことをくみ取ってくれた。

いざ、実食(実飲!)

うーーーーーーん!!!!

確かにパンチ効いてる!!!

まず、舌が痺れる。これは炭酸かな。。。

味はめちゃくちゃしょっぱいヨーグルト。

とにかく味も濃く、下もピリピリとしている。

でも、熱中症とかには効きそう。塩分補給にもなるし。

原材料は全く分からないし、おいしい!というものでもないけど、これはこれで面白かった。全部頂いてごちそうさまでした。

(後で調べると、キルギスの伝統的な飲み物「マクシム」とのこと。大麦を発酵させて作られたとのこと)

 

キルギスでの初めての食事

来るときに気になっていたハラールの美味しそうなお店へ。

いざ店内を見てみると、おじちゃんとおばちゃんが2人で席に座っているだけ。

最初のお店にしては少しローカルすぎやしないかい?とひやひやしながら入店。

おじちゃんおばちゃんはお店の人だった。奥に座っていたお客さんもちょうど食べ終わって店を出てしまった。

沈黙が少し流れる。

まず英語で話しかける。

「英語は話せないよ」

そうですよね…キルギス公用語キルギス語とロシア語ですもんね…

身振り手振りでなんとか、食べれる?ここで?と伝える。

目の前のショーケースの中にあったハンバーグとソーセージと米とスープをひとつづつ名前を言ってくれて、どれ食べる?と聞いてくれた。

連れはハンバーグ私はソーセージで頼んだ。

お皿には日本の大盛りより多いくらいのご飯、ソースをひと回し、ハンバーグとソーセージをそれぞれのせてチンしてくれた。

飲み物はホットのティーかコーヒーをセルフで。ティーにした。

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これで1人120ソム(約144円)!!

や、安い。

しかし、肝心のお味は…?

う、美味い!!!

なんか、バターごはんみたいな少し塩気のあるお米に、トマトベースのソースにソーセージの濃い味付けが合う合う!

大盛りの量なのでお腹はパンパンになったが心も満たされた。

うまいうまいと頬張っていると、娘さんなのか可愛いお嬢さんがご帰宅された。

ほっぺパンパンに頬張っている時に目が合って、しばらく見つめ合った。

そうしたら女の子がにこっと微笑んでくれて、とても可愛らしかった。

私も何とか微笑もうと頑張ったが、もしかしたら目を細めただけに映ったかもしれない。(頬がパンパンでもごもごしていたため)

その後、帰り際に何とか思いを伝えたい!とキルギス語のありがとう「ラフマット」をおじちゃんに伝えた。(ラフマットは頻出単語です!ありがとうと伝えるとみんな笑顔になってくれるよ)

「ラフマット(笑み)」

「ラフマット(笑み)」

美味しかったよ~という気持ちが通じていればいいな。

おじちゃんも表情から笑ってくれたのでそう信じたい。

店を出るときに、女の子が

「Goodby!」

と笑ってくれたので

「Goodby!」と笑って手を振った。

ここは通ったらだんだんおじちゃんとも女の子とも仲良くなれそうな予感!味も美味しいしね!

もしかしたらキルギスの人は日本の人と似てて少し人見知りもあるかもしれない、と少し思った。

 

帰りはスーパーに寄って水とジュースを購入。

水は22ソム!ジュースはパックみたいなので12ソム!買っちゃうよね。

 

宿に帰宅

宿に帰って、シャワーを浴びる。何にせよ、すごい汗かいて汗臭かったから。

ちょろちょろと出るシャワーは海外っぽかった。温度調節が難しくて、ほぼ水で体などを洗っていると、めっちゃ熱いお湯が出てきたので、着ていた服もついでに洗った。

 

優しい宿のお姉さんはアイダナさん。

外のテーブルで作業していたら、今まで訪れた人たちが綴った本だよ、と二冊の本を見せてくれた。

そこには日本語や英語、ロシア語、韓国語、読めない国の文字、様々な文字で、ビシュケクの観光スポットへの行き方や近接各国でのビザの取り方、注意すること、キャッシングできる場所、…本当にここnomads homeの歴史が詰まった本だった。

ワクワクしているといつの間にか日が暮れていた。

パチッと外の電気をつけてくれたけど調子が悪く、お家の中においでよと家の中で読ませてくれた。

しかもパンケーキみたいなのも出してくれたり、フルーツ食べる?と進めてくれたり。

 

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もうすぐ部屋に帰るね、と伝えると、せっかくなら部屋に持って行って読んでいいよ、と気さくに言ってくれた。

しかも、洗濯物干したいんだけど場所ある?と聞いた時も、もちろん!部屋の前のワイヤーを使っていいよ。といってくれた。

ここの宿は必ず帰るときも寄ろうと決めた。

彼女の人柄もあって、この居心地の良い宿が生まれているんだなと実感した。

キルギスに来て最初の宿がここで本当に良かった。

可愛い花柄のベッドでぐっすり眠って、明日も楽しむぞ。

おやすみ。

【キルギス旅行記】~フライト編~

8月5日 旅立ちの日

 

ついに今日はキルギスに出発する日。

ワクワクして早起きするかと思いきや、いつも通りの時間に起床。

 

家の準備としては、電気を全て消していくので、冷蔵庫の中のものを全て空にした。

ここ数日で買い物する量を減らし、冷凍のものも片づけていっていた。

調味料はどうしようもないので、連れの家に預けさせてもらうことにした。

そんなこんなで、朝は残った冷蔵庫の中で調理したのだけれど、意外にも残っているものが多くて豪華な食事になった。

昨日の夜炊いていたご飯は、おにぎりにして持っていくことにした。

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家中の電化製品のコンセントを抜いた。

冷蔵庫、洗濯機、トイレ、クーラー、Wi-Fi、その他コンセントに繋がっているもの全て。

出発前に、持ち物リストを最終チェックし、この日のために買ったallbertsのシューズを履き、いざ、出発。

 

成田空港にて 

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成田空港を22時30分発なので、15時22分最寄り駅発、成田空港第二ターミナル17時30分到着の電車に乗った。

電車の中では時間が長いこともあり、うとうとと寝てしまった。

 

実は成田空港に訪れるのは初めてな私。

成田空港の入り口に立った時は、その広さにワーオ!と驚いた。

コロナ渦なので、渡航客も少なく、全体的にがらんとしていた。お土産屋さんや食べ物屋さんは臨時休業中でどこもシャッターが閉まっていた。

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ちょうどオリンピックの時期もあり、選手かと思われる各国のTシャツを着た選手やスタッフと思われる人たちが多くいた。格好良かった。カザフスタンの選手やハンガリーの選手。

 

何があるか分からないので、ドルも持っておくことにした。初めて、日本円をドルに両替した。

1万円分、20ドルと10ドルと1ドル。

ドキドキしたけど、紙一枚書くだけだったので、そんなにびくびくすることでもなかった。(書いている様子を隣で見ていただけだけど)

これも初めてのいい経験。

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海外への渡航も飛行機では初めてなので、そこも緊張していた。

何は持ち込んではいけなくて、いつどうやってチェックされるのか、など、ビクビクきょろきょろしていた。

出国の約3時間前、19時頃、大きい荷物を預けに向かった。海外の選手と同じ列に並び、その他にもサッカーの試合に向かう子供たちがいたり、旅行客がいたり。

パスポートの確認と、英語で記載された陰性証明を見せて、カバンの重さをはかって、はい終わり。

想像より、ささーと終わってしまった。

 

その後、手荷物検査。機内に持ち込むものや、変なものを身につけていないかのチェック。カバンの中からパソコンを取り出し、ポケットの中のものを出し、カバンを預けた。

ゲートの中を大の字になって通り、チェック完了。

 

その後、パスポートに出国スタンプを押してもらい、待合スペースに移動。

人も少ないのでここまでそんなに時間がかかることなく来ることができた。

21時45分にゲートが開くのでそれまで待機。

これからの旅を想像しワクワクとしている。

 

エミレーツ航空、すごい!

飛行機に乗るまで少し緊張していたけど、乗ってみると島根への帰省と変わらない感じ。
周りは外国の人ばかりだけど、逆になんか強そうで安心する。

飛び立つ。
モニターでは現在の状況が2カメで確認できる。航路も。
1番の楽しみは機内食と言っても過言ではない。
映画のリストを眺めながら、ぐーぐーとお腹を空かせて機内食を待つ。

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豊富な映画ラインナップ。

日本語でのもあるし、日本語字幕のものもある。

その他、クラシックや様々な国の音楽を聴くこともできる。長いフライトも楽しめそう。

 

待ちに待った機内食

ビーフとチキンで選べて、私はビーフにした。
これがまたうまいんじゃあ。

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すんごく美味しかった。
味付けは少し濃いいけど、バシッと決まっている。
ポテトとハンバーグとナスとパプリカの煮物?、サラダとなんかトマトライスみたいなやつ、ブレッドと水、ハラールのマークがついたマーガリンだった。ドレッシングは小学生の時にジャム&マーガリンで出てきたような、パキッと真ん中で折るやつ。
どれもこれも美味しかった。
もう一回あるかな〜と、期待。

映画を見ながら、ハッと下を見ると、海の上なのか点々と光るものが等間隔で見えた。
ラプンツェルのランタンのような、灯籠流しのように見えた。
船なのかなんだろう。

 

中国の上を通った時も綺麗だった。
中国の上は全体的にオレンジ色の光。都市部と真っ暗な地域がパキッと分かれていて、光のない部分は停電したように見えた。
葉脈のような太いオレンジの光が都市と都市を繋いでいた。

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1時になるが、寝るのがもったいない。

おやすみなさい。

キルギス旅行記、始まるよ!~前日編~

8/4 前日

キルギスへの渡航にはPCR検査で陰性証明が必要なので、浜松町のクリニックで10:30に唾液検査を受けてきた。

唾液検査は初めてだったけれど、すぐに終わった。(検査キットに唾液を少しためるだけ!)

結果が出るのは17時なので、それまではカフェで作業。

浜松町には増上寺というとても立派な門構えのお寺があり、時間もたっぷりあることなのでそちらにも足を運んだ。

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とても落ち着いた。
訪れたとき、その門の大きさに驚きながら中に入っていった。背後には東京タワーが見え、さらに景観が良かった。

御焼香の香りに心が癒されながら、本尊の静かな空間でしばらく椅子に座る。

 

旅の無事とみんなの幸せを願って。

 

17時に検査結果を受け取って、陰性の結果にホッとする。

 

 オンライン食卓

家に帰り、今晩はとうちゃんとskyp。

ちょうど、大阪のおばあちゃんと、とうちゃんの妹と、その息子たちが遊びに来ていたよう。

小学校4年生と6年生の男の子たち。

4年生の子は人見知りもしないのか、たくさん話しかけてくれて、今日あった楽しかったことや、連れてきたカメが逃げてショックだったことなど元気に話してくれた。

 

カメラ越しに、海で撮ったウニを見せてくれようとしたときにそれは起こった。

カメラに映りにくいから、お皿を斜めにしてくれた途端……

お皿の中の汁がパソコンに!

てんやわんやしている向こう側を笑って眺めていると、ぷつんと通信が切れてしまった。

あ、これは壊れたな、と思った。

 

その後おばあちゃんから電話がかかってきて、案の定パソコンが真っ暗に止まってしまったとのこと。

やっちゃんのスマホからskypに切り替えて、何とかなった。

まったくもって、とうちゃんらしい。

 

テーブルを囲むようにどんどんと夕食が並べられ、正面にとうちゃん、右におばあちゃんと6年生の男の子、左に妹やっちゃんと4年生の男の子、そしてカメラ越しの私がとうちゃんの目の前に座った。(実際には座っていないのだけど)

まるで食卓を囲んで夕食を食べているようで、とても幸せな時間だった。

 

今回訪れるキルギスはどんなところか、写真を見せながら話したり、おばあちゃんたちの滞在中の話を聞いたり、とうちゃんが船に乗りながら世界一周した話を聞いたりした。

20時~21時30分という短い時間だったけど、いい時間になった。

後悔ないように、人生を歩もうと思えた。チャレンジし続けようと…。

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寝る前に、パッキング最終チェック。

何せよ、一ヶ月半も日本を離れて海外で暮らすなんて初めての出来事なので、様々な人のブログやYouTubeを参考に持ち物を決めた。

今回持っていくものはこんな感じ。f:id:fukoro:20210809015200j:plain

貴重品(お腹のカバン)

    * パスポート

    * 海外旅行保険証券

    * 海外旅行保険契約確認書

    * クレジットカード

    * 日本円 1万円

    * 現地通貨

    * 米ドル1万円分

    * コロナ陰性証明

    * 航空券コピー

    * SIM

 

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サブ(前に背負うカバン)

    * スマホ

    * モバイルバッテリー

    * パソコン

    * モバイルWi-Fi

    * 羽織り

    * マスク×3

    * 歯磨きセット

カメラバッグ

    * カメラ

    * カメラバッテリー

    * カメラバッテリー充電器

    * SDカード

    * 取られてもいい財布

    * メガネ

    * 現地通貨500円分くらいと小銭

コードポーチ

    * スマホ充電器

    * パソコン充電器

    * モバイルWi-Fi充電器コード

ポーチ

    * USBメモリ

    * SDカード

    * コンタクトレンズ

    * お腹の薬

    * ナプキン

    * 車酔いの薬

    * イヤホン

    * くし

ジップロック

    * パスポートコピー

    * 海外旅行保険契約確認書コピー

    * 航空券コピー

    * 南京錠

 

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バックパック(日用品)

    * コンタクトレンズ

    * マスク

    * 日焼け止め

    * 生理ショーツ×1

    * シャツ替え×1

    * 靴下×1

    * 下着×1

    * ハンドタオル×1

    * 服×1

    * サンダル

    * 洗濯ネット

ポーチ

    * お腹の薬

    * 車酔いの薬

    * 爪切り

    * ナプキン

 * 南京錠

 

前に背負うカバンの方が、カメラが入ったことでバックパックより重くなった。

パッキング中は明日が楽しみで、ついついテンションが高く歌を歌いながら準備をしていた。

あ~~明日が楽しみだ。

災害で生き残れる準備をしよう

人はいつか死ぬけど、アンテナは張っておこう!

親元を離れて約6年。

私は中国地方の出身で、大学で関東に初めて住むことになった。

そのころから、近いうちに関東で大きな地震が起こるから、と世間で言われていた。

幸いなことに今は何ともないけれど、いつ何が起こるかは分からない。

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関東に来てから驚いたのは、地震の多さ!

初めのころは夜中に少し揺れるだけでもびっくりして、パッと目が覚めてしまったけれど、慣れとは怖いもので、今では目が覚めるもののそんなに大きくないと分かるとすぐに眠りに落ちるようになった。

 

そんなこんなで、このままで地震が起きたことも気づかずに死んでしまうかもしれない。

そんな報告は家族にしたくはないと思って、災害で生き残れる準備をすることにした。

まだ準備をしていない人はぜひ参考にしてみてね。

 

まず何をする?

ペンを持ってノートに向き合いながら、三点のポイントで書き出してみた。

①まず何をする?(家)

②外の場合

③防災セット

 

①まず何をする?

防災サイトやまとめサイトを色々と見ながら、いいと思ったものをチェックしていった。

・出口の確保

災害時にはドアが変形して脱出できなくなる可能性もあるので、まずは逃げ道を作ること。

・避難場所の確認

これはアプリでもあったり、Googleマップでも見れたりする。

私は近くの避難場所をGoogleマップでリストにして同居人と共有することにした。

・ブレーカーを落とす

・ガス器をとめる

火事防止!

ガスは元栓だけでなく、ガス器自体をとめるとより良さそう。

・浴槽に水をはる

避難所ではなく、自宅で過ごすことになった場合、生活用水が必要なので浴槽一杯分貯めておく。

・逃げる準備

すぐ逃げた方がいい場合もあるし、状況を見ながら判断しよう。

事前につくった防災グッズと当日持っていくものを持って、いつでも動けるようにしておく。

 

②外の場合

・できるだけ周りに建物がない場所に移動する

建物は倒壊の恐れがあったりするので、できるだけ平地に逃げよう。

・近くの避難所に行く

災害が起きてすぐはまだネットも繋がるので、避難所だけでも調べて向かえるようにしよう。

持っているもので頭などを守りながら移動する。

 

③防災セット

これもあれも、あったら安心…

でも一人で持てる量には限りがある。

何を持っていこう?

まずは食料。だいたい三日分。

・水

・保存がきく食べ物

 

他にはネットが繋がらなくなった場合でも情報が受け取れるようにしたり、

・手動ライトにラジオなどがついているもの

・モバイルバッテリー

バッテリーはフルにしておこう。

 

ケガをしたときの救急セット、

ばんそうこう

・包帯

・消毒

・体温計

 

逃げるときにあったらいいもの、

・軍手

・防寒具

・タオル

・折り畳みヘルメット

 

生活するのに必要な物、

・下着

・簡易トイレ

・消臭袋

・歯ブラシ

・水溶性ティッシュ

・眼鏡

・コンタクト液、コンタクト

・生理用品

・ライター

・コップ

・ナイフ

・カイロ

・ブランケット

・石けん

・体ふき

現金

 

身元が分かるもの、

・保険証

・印鑑

 

そして当日持っていくもの。

・通帳

・おばあちゃんの手紙

・思い出のイヤリング

当日持っていくものは、人によって違うと思うけれど、大事だと思うものを荷物にならない範囲で持っていこう。これだけは!というもの。

 

集めるのが面倒な人はセットを買おう

実は防災セットはAmazonなどでも売っている。

1人用や女性用、子供がいる家庭用など、それぞれの世帯に合わせたものが売っているので、何を買ったらいいか分からなかったり面倒な人はセットを買うのもいいかもしれない。

でも、防災セットがきたら必ず中身を確認して、必要なものを付け足していこう。

自分の命は自分で守って生き残るという強い気持ちで!

 

今回も読んでくださり、ありがとうございました☺

良い一日をお過ごしください~

 

 

 

私たちは影響し合って生きていく。

できた」より「できなかった」の方が記憶に残る

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自分はどんな人間なんだろうと考えるとき、

・自己肯定感低い

・何か始めても続けることができない、飽き性

・挑戦したいことはたくさんあるけど、いつも言い訳してしまう

etc

と、自分はなんてすばらしい人間なんだ、と胸を張って書けない自分がいる。

そして、そんな自分を作っているのは自分自身であることも分かっていながらも、なんて自分はだめなんだろう…と考える癖がついてしまっている。

 

日々の中でも、ついできなかったことに心が向いてしまいがちな時が多い。

最近の私は、最近新しい仕事を始めたけれど、システムがややこしすぎて何度も失敗している…

先輩やお客さんに迷惑をかけて、ああ、なんで自分は教えてもらったこともできないのだろう…

と思うこともある。よくよくある。

 

でも、自分を責めて責めて責めて、泣きたくなって、前に出す足を自分で重くするのはよそう。

だってなりたいのはそういう人ではないから。

仕事ができなくて自分を責めて、声の覇気もなくなって、もしくはイライラして誰かに当たったり…

そういう人を見てきたり、イライラをぶつけられたこともある。

でもそんな人の傍には好んで居たくはないよね。

だから、失敗はきちんと受け止めてどう次に生かせるか、前向きに考える挑戦をしてみよう。

 

いつも、感謝の心と思いやりを忘れず。

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私が目指すのは、竹のようにしなやかでそして強く、風のように爽やかで自由で、愛にあふれている人。

そして、太陽のような力強さと温もりを持っている。

傍にいるだけで、なんだか力を貰えたり、安らぎを得たり、ハッピーになれる人。

私の周りにはありがたいことに、そんな魅力的な先生がたくさんいて、いつも憧れていた。

一番の先生は友人の小さな小さなベイビー。

彼女は、一瞬一瞬を1000%で生きている。泣いて笑って…周りの環境と自分自身と深く深くリンクしている。

 

きっと私の態度はブーメラン。

自分が与えられたいものを、自分からまず発信してみようとしているんだろう。

まずはそこからでいい。

自分を責めて、悲しくて悔しい思いをした人は、同じ立場になった人が上向きになれるアクションがとれると思う。

 

みんな、影響力を持っている。

どんな人でも、誰かに影響を与えている。

友人も家族も、仕事の人も、街ですれ違う人も、パソコンの向こう側にいるあなたも、みんな何かしらの影響を与え合って生きている。

だから、どうせ影響しあうなら、

幸せであたたかい、春の陽だまりのような影響の波紋を広げていこう。

これはちょっとしたお誘い。

 

まずは私から。

今日も読んでくれてありがとう。